適したワークと
ねじサイズから探す
中村製作所は、多彩な電動ドライバーによって製造現場のものづくりを支えている企業です。ここでは、同社のネジ締め機の特徴やスペックなど、製品選びに役立つ情報をまとめています。

| 対応ねじサイズ | 小ねじ・1.0~2.3mm、タッピンねじ・1.0~2.0mm |
|---|---|
| トルク範囲(最小~最大) | 2~35cN・m |
| 適用ビット | (+)No.0、1 |
| 回転スピード(rpm) | Hi1,000、Lo700 |
| 締付方式(制御方式) | 要問合せ |
| 外部制御I/Oポート | 要問合せ |
| 電源電圧 | AC100V 50/60Hz |
| 着座検知 | 要問合せ |
| 対応コントローラ | 要問合せ |
| トレーサビリティ対応 | - |
| 本体サイズ | 要問合せ |
| 本体重量 | 270g |
レバースタートタイプの電動ドライバーです。フルオートかつトルク調整が無段階で、連続使用時の発熱が抑えられた仕様となっています。製品のバリエーションがあり、1.4㎜から3.5㎜サイズまでの小ねじに対応が可能です。別売りのポカヨケ防止マルチコントローラーに直接接続でき、締め付け本数のカウントも行えます。なお、使用する際は、専用トランスとの接続が必要です。

| 対応ねじサイズ | 小ねじ・1.6~2.6mm タッピンねじ・1.6~2.6mm |
|---|---|
| トルク範囲(最小~最大) | 5~44cN・m |
| 適用ビット | (+)No0、1 |
| 回転スピード(rpm) | 1,000 |
| 締付方式(制御方式) | 要問合せ |
| 外部制御I/Oポート | 要問合せ |
| 電源電圧 | AC100V 50/60Hz |
| 着座検知 | 要問合せ |
| 対応コントローラ | 要問合せ |
| トレーサビリティ対応 | ○ |
| 本体サイズ | 要問合せ |
| 本体重量 | 500g |
KD Seriesとは異なり、トランス接続なしで使用できる電動ドライバーです。レバースタートまたはプッシュスタートから選ぶことができます。1.6㎜の精密小ねじから、3.5mmの一般的な小ねじまで幅広く対応することが可能です。なお、オプション品やアクセサリー類との組み合わせによって、機能を拡張させることもできます。

| 対応ねじサイズ | 小ねじ・2.6~4.0mm タッピンねじ・2.5~3.5mm |
|---|---|
| トルク範囲(最小~最大) | 50~220cN・m |
| 適用ビット | (+)No.1、2 |
| 回転スピード(rpm) | 1,000 |
| 締付方式(制御方式) | 要問合せ |
| 外部制御I/Oポート | 要問合せ |
| 電源電圧 | AC100V 50/60Hz |
| 着座検知 | 要問合せ |
| 対応コントローラ | 要問合せ |
| トレーサビリティ対応 | - |
| 本体サイズ | 要問合せ |
| 本体重量 | 700g |
トランスレスタイプの電動ドライバーです。コンパクトでありながら高い締め付け力も併せ持っており、450cN・mまでの中トルク帯にも対応できます。こちらも、プッシュスタートまたはレバースタートから選ぶことが可能です。製品のバリエーションがいくつか用意されているため、現場のニーズや用途に合わせて選ぶことができます。
中村製作所は、電動ドライバーの種類の多さが特徴です。低トルク~中トルク帯の製品ラインナップが特に充実。また、オプション品やアクセサリー類も用意されているため、自社の作業環境や締結条件に合わせた、柔軟な導入がしやすい点も魅力と言えるでしょう。
このように、ネジ締め機は、メーカーごとに得意分野や特徴が異なります。そのため、各社の強みを理解したうえで、自社の製品やねじの条件に合った機種を選ぶことが大切です。
そこで当メディアでは、製品の種別とねじサイズの両軸から選べるおすすめのネジ締め機3選を紹介。各社が得意とする分野に応じて、自社に適した1台を見つけてください。
導入事例は見つかりませんでした。
中村製作所は、KANON(カノン)ブランドのトルクレンチや測定器で、よく知られている企業です。そもそもカノンはラテン語で規範・規準を意味し、業界の模範的製品を目指す願いがブランド名に込められています。そのため、精度を徹底追及しているのが大きな特徴です。
同社の電動ドライバーにもそのマインドは受け継がれており、繊細な締結作業が求められる微小ねじにも対応できる性能を備えています。電子機器や基板などのねじ締めに適しています。
1938年の創業以来、中村製作所は80年に及んで、精度の高いノギスを世に送り続けています。ノギスの開発・製造で培った技術やノウハウは、トルクレンチや電動ドライバーにも生かされており、国内だけでなく海外にも需要が広がっています。
また、中村製作所は厳格な品質管理を実施している点も特徴です。その証として、1955年に業界にJIS表示許可工場の指定を受け、その後ISO9001も取得。品質の高さにおいても定評があります。
生産ラインに組み込めるネジ締め機にも、ハンディタイプ、電動ドライバータイプ、アームのついたネジ締めロボットなどさまざまな種類があります。導入を検討する際のポイントは、各社が得意とする領域が自社のニーズに合っているかどうかを見極めることです。
以下のページでは、主要なネジ締め機メーカーを一覧で紹介しています。ねじサイズ、対象ワーク、トルク値などを比較し、自社製品の品質向上につながるネジ締め機メーカーを見つけてください。
| 会社名 | 株式会社中村製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都品川区大井4-4-4 |
| 電話番号 | 03-3775-1521 |
| 公式URL | https://bestool-kanon.co.jp/ |
ネジ締め機を選ぶときには、“どのサイズのねじを締めるか”が重要な判断基準です。
そこで、当メディアではねじ締結を行いたい対象製品(※以下、「ワーク」と表記)とねじサイズの2軸から、ワークに応じて適切なねじ締めができる3機種を厳選しました。ネジ締め機の特徴を比較し、自社の製造現場に合った1台を見つけてください。
スマートフォンや
車載電装品などに使われる
小ねじを締めたい

精密機器や狭小部品のねじ締めを想定した軽量・小型の構造により、細かい部品の組み立てや狭小空間での作業にも対応。
ねじ1本ごとにスリーブやビット(※2)を設計し、トルク値を精密にコントロール。微細な部品でも不良や製品破損を低減。
家電製品や
PCパーツなどに使われる
定番サイズのねじを締めたい

定番サイズのねじ締めに最適化されたビットやトルク制御で、ノートPCや樹脂製筐体でも破損リスクを抑えられる。
最大6,000rpmの高速ビットと自動ねじ供給システムにより、家電・PCパーツの量産ラインでの作業スピードが向上。
建機や
車体などに使われる
大型・高トルクねじを締めたい

最大100N・mの高トルクのため、自動車のサブフレームや建機の構造材など汎用モデルでは難しい大型ねじの締結が可能。
高負荷領域でもトルク制御・ねじ締めデータの記録精度を維持でき、構造部品に求められる品質基準もクリアできる。
※1 ねじサイズについて「M0.4」と表記していますが、正式なJIS規格(JIS B0201)では「S0.4×0.1」が正確な呼び方です。本メディアでは一般的な呼称に基づき説明しています。
※2 ビットとは、ねじを締めるための先端工具のこと。スリーブは、ねじをエア吸着でピックアップするときに必要な部品のこと。
※このメディアでは、公式HPに記載されている数値や製品特性をもとに「想定ねじサイズ」と「対応トルク参考値」を定義・整理しています。実際の対応範囲の詳細については、各社のスペック表をご確認ください。