適したワークと
ねじサイズから探す
バンガードシステムズでは、自社の強みとする技術を活かし、緻密な締結を可能にするネジ締め機を提案しています。ここでは、同社のネジ締め機の特徴やスペックなど、製品選びに役立つ情報をまとめています。

| 対応ねじサイズ | S0.6~M1.2 |
|---|---|
| トルク範囲(最小~最大) | 15.0~45.0N・m(通常)/10.0~45.0(タッピング、高速)N・m |
| 適用ビット | 十字穴、プラスマイナス、すり割り、六角穴、トルクス Yリセス、ポジドライブ、その他、特殊ねじ溝・穴にも対応 |
| 回転スピード(rpm) | 1,000(通常,タッピング)/1,500(高速) |
| 締付方式(制御方式) | 要問合せ |
| 外部制御I/Oポート | S20B-PUDSS-1 |
| 電源電圧 | DC24V |
| 着座検知 | 要問合せ |
| 対応コントローラ | 要問合せ |
| トレーサビリティ対応 | ○ |
| 本体サイズ | W30㎜×D124㎜×H43㎜ |
| 本体重量 | 約280g |
ロボット搭載向けに開発された電動トルクドライバーです。ステッピングモータをサーボモータのように制御する独自技術により、緻密なトルク管理を実現しています。さまざまなねじ締め条件に合わせて柔軟に回転速度を設定することもできます。これにより、S0.6~M2.0の極小ねじも適切にねじ締めが可能です。
さらに、専用のアプリケーションソフトを利用することで、ねじ締め中のトルク値をグラフ化してモニタリングできる機能も搭載しています。トレーサビリティの管理にも役立ちます。
PRO-FUSEシリーズは、独自技術によってS0.6の極小ねじであっても、より正確な締結を実現できるのが大きな特徴となっています。専用アプリケーションを利用すれば、ねじ締め中のトルク変動を可視化したり、ねじ締め結果を出力したりすることもできるので、品質管理の強化や生産効率の向上にもつなげられるでしょう。
このように、ネジ締め機は、メーカーごとに得意分野や特徴が異なります。そのため、各社の強みを理解したうえで、自社の製品やねじの条件に合った機種を選ぶことが大切です。
そこで当メディアでは、製品の種別とねじサイズの両軸から選べるおすすめのネジ締め機3選を紹介。各社が得意とする分野に応じて、自社に適した1台を見つけてください。
導入事例は見つかりませんでした。
バンガードシステムズは、ステッピングモータをサーボモータのように制御する独自のコア技術で、モーションコントロール製品を主体とした事業を展開しています。
ネジ締め機にも同社のコア技術が活かされており、緻密なトルク管理を可能にしているのが特徴です。さまざまな微小ねじの締結を高い精度で行えることから、スマートフォンやカメラ、時計、タブレットなど精密機器分野でのねじ締めで活用が進んでいます。
バンガードシステムズでは、ねじ締めの条件検証からトルク範囲の照合、機種選定まで、導入前のサポートも充実しています。運用後も、トルク検査や校正、修理など一貫した対応が可能です。
また、同社ではテーピング関連の事業を創業時より展開しており、半導体や電子部品、樹脂部品、さらには締結部品向けにサービス提供しています。ねじ供給の改善においても、心強いサポートが期待できるでしょう。
バンガードシステムズは1986年の創業以来、「先駆者(vanguard)」の名にふさわしく、新しい商品や技術で社会に貢献することを目指す企業です。卓上型テーピングマシンや独自のモータ制御技術を次々と生み出すなど、顧客の課題に真摯に向き合い、新たな試みに挑戦し続けています。
また、商品や技術の開発だけでなく品質管理にも力を入れており、1998年には国際規格ISO9001を取得しました。これに準拠した品質管理体制を徹底しています。
参照元:バンガードシステムズ公式HP(https://www.hp-vanguard.com/company/)
生産ラインに組み込めるネジ締め機にも、ハンディタイプ、電動ドライバータイプ、アームのついたネジ締めロボットなどさまざまな種類があります。導入を検討する際のポイントは、各社が得意とする領域が自社のニーズに合っているかどうかを見極めることです。
以下のページでは、主要なネジ締め機メーカーを一覧で紹介しています。ねじサイズ、対象ワーク、トルク値などを比較し、自社製品の品質向上につながるネジ締め機メーカーを見つけてください。
| 会社名 | 株式会社バンガードシステムズ |
|---|---|
| 所在地 | 埼玉県所沢市東所沢1-27-23 |
| 電話番号 | 04-2945-2081 |
| 公式URL | https://www.hp-vanguard.com/ |
ネジ締め機を選ぶときには、“どのサイズのねじを締めるか”が重要な判断基準です。
そこで、当メディアではねじ締結を行いたい対象製品(※以下、「ワーク」と表記)とねじサイズの2軸から、ワークに応じて適切なねじ締めができる3機種を厳選しました。ネジ締め機の特徴を比較し、自社の製造現場に合った1台を見つけてください。
スマートフォンや
車載電装品などに使われる
小ねじを締めたい

精密機器や狭小部品のねじ締めを想定した軽量・小型の構造により、細かい部品の組み立てや狭小空間での作業にも対応。
ねじ1本ごとにスリーブやビット(※2)を設計し、トルク値を精密にコントロール。微細な部品でも不良や製品破損を低減。
家電製品や
PCパーツなどに使われる
定番サイズのねじを締めたい

定番サイズのねじ締めに最適化されたビットやトルク制御で、ノートPCや樹脂製筐体でも破損リスクを抑えられる。
最大6,000rpmの高速ビットと自動ねじ供給システムにより、家電・PCパーツの量産ラインでの作業スピードが向上。
建機や
車体などに使われる
大型・高トルクねじを締めたい

最大100N・mの高トルクのため、自動車のサブフレームや建機の構造材など汎用モデルでは難しい大型ねじの締結が可能。
高負荷領域でもトルク制御・ねじ締めデータの記録精度を維持でき、構造部品に求められる品質基準もクリアできる。
※1 ねじサイズについて「M0.4」と表記していますが、正式なJIS規格(JIS B0201)では「S0.4×0.1」が正確な呼び方です。本メディアでは一般的な呼称に基づき説明しています。
※2 ビットとは、ねじを締めるための先端工具のこと。スリーブは、ねじをエア吸着でピックアップするときに必要な部品のこと。
※このメディアでは、公式HPに記載されている数値や製品特性をもとに「想定ねじサイズ」と「対応トルク参考値」を定義・整理しています。実際の対応範囲の詳細については、各社のスペック表をご確認ください。