適したワークと
ねじサイズから探す
ジャノメはミシン製造で培った技術やノウハウを活かし、ねじ締めをはじめ、自動化機器の製造にも力を入れています。ここでは、同社のネジ締め機の特徴やスペックなど、製品選びに役立つ情報をまとめています。

| 対応ねじサイズ | M1.0~M6.0 |
|---|---|
| トルク範囲(最小~最大) | 0.03~4.5(N・m) |
| 適用ビット | 要問合せ |
| 回転スピード(rpm) | 要問合せ |
| 締付方式(制御方式) | 要問合せ |
| 外部制御I/Oポート | 要問合せ |
| 電源電圧 | AC100-120V/200-240V(単相)50/60Hz |
| 着座検知 | 要問合せ |
| 対応コントローラ | 要問合せ |
| トレーサビリティ対応 | 〇 |
| 本体サイズ | W323×D387×H676mm~W790×D731×H894mm |
| 本体重量 | 22kg~48kg |
参照元:ジャノメ公式HP(https://www.janome.co.jp/industrial/jpn/products/desktop_robot/jr3000st_series/)
参照元:ジャノメ公式HP(https://www.janome.co.jp/industrial/jpn/products/desktop_robot/jr3000_series/product_lineup.html)
卓上ロボット型の自動ネジ締め機です。本体に設置されたセンサーにより、ねじ浮きや落下、空転などのエラーを検知できます。ドラレコ(オプション)を設置できるため、エラー原因の分析や特定も容易。さらに、ねじ締め結果はCSVファイルに出力でき、トレーサビリティにも対応できます。
M1.0の極小ねじや、深穴ねじ、長さの異なるねじなど対応できるねじ締めの種類も豊富です。各種ドライバーにも対応でき、高い汎用性も特長となっています。

| 対応ねじサイズ | 要問合せ |
|---|---|
| トルク範囲(最小~最大) | 要問合せ |
| 適用ビット | 要問合せ |
| 回転スピード(rpm) | 要問合せ |
| 締付方式(制御方式) | 要問合せ |
| 外部制御I/Oポート | 要問合せ |
| 電源電圧 | インレットAC100-240V(単相)50/60Hz+外部DC48V(設備供給による) |
| 着座検知 | 要問合せ |
| 対応コントローラ | 要問合せ |
| トレーサビリティ対応 | - |
| 本体サイズ | 要問合せ |
| 本体重量 | 要問合せ |
参照元:ジャノメ公式HP(https://www.janome.co.jp/industrial/jpn/products/cartesian_robot/jc-3_series/product_spec.html)
直交ロボットにねじ締めユニットを組み合わせて、ネジ締め機としても利用できるタイプの製品です。各軸のストロークサイズが豊富なため、インライン工程でのねじ締めに適しています。
また、ねじ締め専用ソフトが用意されており、設定も簡単です。ねじのピッチや長さなど条件を入力するだけで、ねじ締めプログラムを設定することができます。ねじ緩め、仮入れなど、ねじ締め以外の作業にも対応することが可能です。
ジャノメのネジ締め機は、単体での使用やラインに組み込んでの使用など、ねじ締め現場に応じた導入のしやすさが魅力です。自動でエラー検知が行えるため、安定した品質が求められる現場に適しています。トレーサビリティにも対応しており、生産工程の可視化と品質管理の高度化にも貢献します。
このように、ネジ締め機は、メーカーごとに得意分野や特徴が異なります。そのため、各社の強みを理解したうえで、自社の製品やねじの条件に合った機種を選ぶことが大切です。
そこで当メディアでは、製品の種別とねじサイズの両軸から選べるおすすめのネジ締め機3選を紹介。各社が得意とする分野に応じて、自社に適した1台を見つけてください。
導入事例は見つかりませんでした。
ジャノメでは、ロボットタイプのネジ締め機を取り扱っており、工場のラインや組み立て工程などに導入されています。自動車の車載カメラやEVインバーター用の基板、スマートフォンの本体などが代表的な用途です。
また、極小ねじの締結にも対応できるため、ウェアラブルデバイスのねじ締めでも、ジャノメのネジ締め機が活躍しています。オプションが多数用意されており、機能を柔軟に拡張できるため、製造現場の多様なニーズにも対応できるでしょう。
ジャノメでは、本社のある東京のほか、大阪と名古屋、福岡にも営業拠点を構えて、国内に広くサービスを提供しています。購入前の相談から、導入時のティーチング、保守点検や修理など一貫したサポートを受けることが可能です。
また、ジャノメのショールームでは、実機によるテストを実施しています。カタログでは推し量ることが難しいネジ締め機の性能や精度など、実際に目で見て触れて確かめることができます。
ジャノメは、100年以上の歴史をもつ日本を代表するミシンメーカーです。ミシンの製造で培った技術やノウハウを活かし、産業機器にも参入しました。卓上ロボットや直交ロボット、スカラロボットなどの機器で、自動車部品や電子部品などの製造現場の自動化を支援しています。
産業機器に参入してから40年以上が経過しており、ジャノメにとって産業機器事業はミシンに次ぐ事業の柱として成長を遂げています。
生産ラインに組み込めるネジ締め機にも、ハンディタイプ、電動ドライバータイプ、アームのついたネジ締めロボットなどさまざまな種類があります。導入を検討する際のポイントは、各社が得意とする領域が自社のニーズに合っているかどうかを見極めることです。
以下のページでは、主要なネジ締め機メーカーを一覧で紹介しています。ねじサイズ、対象ワーク、トルク値などを比較し、自社製品の品質向上につながるネジ締め機メーカーを見つけてください。
| 会社名 | 株式会社ジャノメ(JANOME Corporation) |
|---|---|
| 所在地 | 東京都八王子市狭間町1463 |
| 電話番号 | 042-661-3071 |
| 公式URL | https://www.janome.co.jp/ |
ネジ締め機を選ぶときには、“どのサイズのねじを締めるか”が重要な判断基準です。
そこで、当メディアではねじ締結を行いたい対象製品(※以下、「ワーク」と表記)とねじサイズの2軸から、ワークに応じて適切なねじ締めができる3機種を厳選しました。ネジ締め機の特徴を比較し、自社の製造現場に合った1台を見つけてください。
スマートフォンや
車載電装品などに使われる
小ねじを締めたい

精密機器や狭小部品のねじ締めを想定した軽量・小型の構造により、細かい部品の組み立てや狭小空間での作業にも対応。
ねじ1本ごとにスリーブやビット(※2)を設計し、トルク値を精密にコントロール。微細な部品でも不良や製品破損を低減。
家電製品や
PCパーツなどに使われる
定番サイズのねじを締めたい

定番サイズのねじ締めに最適化されたビットやトルク制御で、ノートPCや樹脂製筐体でも破損リスクを抑えられる。
最大6,000rpmの高速ビットと自動ねじ供給システムにより、家電・PCパーツの量産ラインでの作業スピードが向上。
建機や
車体などに使われる
大型・高トルクねじを締めたい

最大100N・mの高トルクのため、自動車のサブフレームや建機の構造材など汎用モデルでは難しい大型ねじの締結が可能。
高負荷領域でもトルク制御・ねじ締めデータの記録精度を維持でき、構造部品に求められる品質基準もクリアできる。
※1 ねじサイズについて「M0.4」と表記していますが、正式なJIS規格(JIS B0201)では「S0.4×0.1」が正確な呼び方です。本メディアでは一般的な呼称に基づき説明しています。
※2 ビットとは、ねじを締めるための先端工具のこと。スリーブは、ねじをエア吸着でピックアップするときに必要な部品のこと。
※このメディアでは、公式HPに記載されている数値や製品特性をもとに「想定ねじサイズ」と「対応トルク参考値」を定義・整理しています。実際の対応範囲の詳細については、各社のスペック表をご確認ください。