適したワークと
ねじサイズから探す
ハイオスは、産業用電動ドライバーのリーディングカンパニーとして50年以上にわたり、業界のニーズに応え続ける企業です。ここでは、同社のネジ締め機の特徴やスペックなど、製品選びに役立つ情報をまとめました。

| 対応ねじサイズ | 小ネジ:2.3~3㎜、タッピングネジ:2~2.6㎜ |
|---|---|
| トルク範囲(最小~最大) | 0.5~1.5N・m |
| 適用ビット | ハイオスシャンク:H5と5HEX(両用受口)
六角シャンク:1/4HEX |
| 回転スピード(rpm) | Low:1,200、High:1,800 |
| 締付方式(制御方式) | 要問合せ |
| 外部制御I/Oポート | 要問合せ |
| 電源電圧 | 要問合せ |
| 着座検知 | 要問合せ |
| 対応コントローラ | BLC-70 |
| トレーサビリティ対応 | - |
| 本体サイズ | グリップ径(Φ):38㎜、長さ:235㎜ |
| 本体重量 | 425g |
女性でも使いやすい軽量・コンパクトな電動ドライバーです。ボタン一つで設定が行えるダイレクトティーチング機能を搭載しており、数本ねじ締めするだけで簡単に設定できます。また、残りの本数を表示するカウンターも内蔵しています。人が締結本数をカウントしなくても本数を把握できるため、作業に集中することが可能です。

| 対応ねじサイズ | 小ネジ:2.6~5㎜、タッピングネジ:2.6~4㎜ |
|---|---|
| トルク範囲(最小~最大) | 0.7~2.8N・m |
| 適用ビット | ハイオスシャンク(標準):H5と5HEX(両用受口)、六角シャンク:1/4HEX |
| 回転スピード(rpm) | Low:800、High:1,200 |
| 締付方式(制御方式) | 要問合せ |
| 外部制御I/Oポート | 要問合せ |
| 電源電圧 | 要問合せ |
| 着座検知 | 要問合せ |
| 対応コントローラ | BLC-70、BLC-80 |
| トレーサビリティ対応 | ○ |
| 本体サイズ | グリップ径(Φ):40㎜、長さ:238㎜ |
| 本体重量 | 670g |
内蔵のパルスシステムによって、斜め締めやカムアウト、ピッチ違いなどさまざまなエラーをリアルタイムに自動で検知します。見た目では判別が難しいエラーも検知できるため、誰でも適切なねじ締めが行えるようになります。また、PCやPLCから設定を変えたり、締め付けデータを出力してトレーサビリティに対応することも可能です。

| 対応ねじサイズ | 小ねじ:2~3㎜、タッピングねじ:2~2.3㎜ |
|---|---|
| トルク範囲(最小~最大) | 0.4~1.2N・m |
| 適用ビット | ハイオスシャンク:H4 |
| 回転スピード(rpm) | Low:115-320、High:690-985 |
| 締付方式(制御方式) | 要問合せ |
| 外部制御I/Oポート | 要問合せ |
| 電源電圧 | 要問合せ |
| 着座検知 | 要問合せ |
| 対応コントローラ | BLT-AY-61 |
| トレーサビリティ対応 | ○ |
| 本体サイズ | グリップ径(Φ):40㎜、長さ:218㎜ |
| 本体重量 | 494g |
合否判定機能が搭載された自動機用のドライバーです。トルクセンサーを内蔵しており、トルク不足や斜め締め、ねじ浮きといった締結不良の検出が可能です。締結データはPLCやPCに出力できるため、トレーサビリティの管理にも役立ちます。また、耐久性の高いブラシレスモーターの搭載により、トルクの安定性も確保されています。
ハイオスのネジ締め機は、さまざまなねじ締め不良を自動で検知できるため、初心者の方でも扱いやすい点が特徴です。また、どの機種も軽量・コンパクトな設計となっており、特に作業量の多い現場では、作業者の身体的な負担に配慮できる点も魅力でしょう。
このように、ネジ締め機は、メーカーごとに得意分野や特徴が異なります。そのため、各社の強みを理解したうえで、自社の製品やねじの条件に合った機種を選ぶことが大切です。
そこで当メディアでは、製品の種別とねじサイズの両軸から選べるおすすめのネジ締め機3選を紹介。各社が得意とする分野に応じて、自社に適した1台を見つけてください。

プリンター製造工場では、手動によるねじ締めが作業員の負担となっており、安全面と品質面で課題を抱えていました。また、ねじを数えて配布する要員に作業員を取られていたことから、作業効率の改善にも迫られていました。
軽量・小型の「熟練工ドライバー」の導入により、作業員の負担が軽減しました。また、カウンター機能を活用した締結本数の保証体制も確立できました。さらに、ねじ締めエラーの検知機能により、製品ロスの低減にもつながっています。
ハイオスは、1970年創業の電動ドライバーの専門メーカーです。主力製品「熟練工」を中心とした豊富な製品ラインナップに加え、周辺機器やアクセサリー類も充実しており、ねじ締めニーズにワンストップで応じられるという強みを持っています。
また、三菱電機やパナソニックなど大手企業が顧客に多く名を連ねており、自動車部品や家電製品、産業機器などさまざまな組立ラインで同社のネジ締め機が導入されています。
ハイオスの電動ドライバーは、ロボットとの互換性の高さも特徴となっています。直感的に操作ができるプラグインを用意しており、電動ドライバーと簡単に接続できます。人とロボットの共同作業を実現する協働ロボットにも対応が可能です。
さらに、現場での自動化をスムーズに進められるよう、他社との連携にも注力しています。ファナックや川崎重工業など複数社のロボット関連会社と協力し、自動化を支援しています。
参照元:ハイオス公式HP(2025年6月9日調査時点)(https://hios.com/automation/)
生産ラインに組み込めるネジ締め機にも、ハンディタイプ、電動ドライバータイプ、アームのついたネジ締めロボットなどさまざまな種類があります。導入を検討する際のポイントは、各社が得意とする領域が自社のニーズに合っているかどうかを見極めることです。
以下のページでは、主要なネジ締め機メーカーを一覧で紹介しています。ねじサイズ、対象ワーク、トルク値などを比較し、自社製品の品質向上につながるネジ締め機メーカーを見つけてください。
| 会社名 | 株式会社ハイオス |
|---|---|
| 所在地 | 東京都墨田区押上1-35-1 |
| 電話番号 | 03-6661-8777 |
| 公式URL | https://hios.com/ |
ネジ締め機を選ぶときには、“どのサイズのねじを締めるか”が重要な判断基準です。
そこで、当メディアではねじ締結を行いたい対象製品(※以下、「ワーク」と表記)とねじサイズの2軸から、ワークに応じて適切なねじ締めができる3機種を厳選しました。ネジ締め機の特徴を比較し、自社の製造現場に合った1台を見つけてください。
スマートフォンや
車載電装品などに使われる
小ねじを締めたい

精密機器や狭小部品のねじ締めを想定した軽量・小型の構造により、細かい部品の組み立てや狭小空間での作業にも対応。
ねじ1本ごとにスリーブやビット(※2)を設計し、トルク値を精密にコントロール。微細な部品でも不良や製品破損を低減。
家電製品や
PCパーツなどに使われる
定番サイズのねじを締めたい

定番サイズのねじ締めに最適化されたビットやトルク制御で、ノートPCや樹脂製筐体でも破損リスクを抑えられる。
最大6,000rpmの高速ビットと自動ねじ供給システムにより、家電・PCパーツの量産ラインでの作業スピードが向上。
建機や
車体などに使われる
大型・高トルクねじを締めたい

最大100N・mの高トルクのため、自動車のサブフレームや建機の構造材など汎用モデルでは難しい大型ねじの締結が可能。
高負荷領域でもトルク制御・ねじ締めデータの記録精度を維持でき、構造部品に求められる品質基準もクリアできる。
※1 ねじサイズについて「M0.4」と表記していますが、正式なJIS規格(JIS B0201)では「S0.4×0.1」が正確な呼び方です。本メディアでは一般的な呼称に基づき説明しています。
※2 ビットとは、ねじを締めるための先端工具のこと。スリーブは、ねじをエア吸着でピックアップするときに必要な部品のこと。
※このメディアでは、公式HPに記載されている数値や製品特性をもとに「想定ねじサイズ」と「対応トルク参考値」を定義・整理しています。実際の対応範囲の詳細については、各社のスペック表をご確認ください。